私たちの心や体は「気・血・水」がバランスよくめぐることで、健康が維持されます。
そのめぐりやバランスが乱れると、何らかの症状となってあらわれます。
漢方では、この症状にフォーカスするのではなく、症状を起こしている気血水の状態を正常にもどすための治療を行います。
たとえばイライラや落ち込みなどは「気」の乱れ、月経痛や不眠などは「血」の巡りの乱れ、むくみやめまい、吐き気などは「水」の乱れが関わっており、またそれぞれの乱れは心のバランスにも大きな影響を及ぼしています。
漢方薬は、こうした気血水の乱れに働きかけることでバランスを整え、あなたが本来持っている免疫力や、老廃物を排泄する力や、不調を回復する力を取り戻してくれるのです。
「気」とは
元気、気分、気合などの言葉にあるような全身をめぐるエネルギーのこと。「気」の流れが乱れると、メンタルの不調や臓器の機能低下があらわれます。
「血」とは
血液と、血液の流れのこと。血液が全身を流れることで、栄養分を行き渡らせ、老廃物を回収し、臓器を活性化させます。「血」は、量と質と流れのバランスが重要で、そのバランスが乱れると栄養がめぐらず、さまざまな不調となってあらわれます。
「水」とは
血液以外の水分のこと。飲食によって体内に吸収された「水」は、全身をめぐって皮膚や臓器に潤いを与え、汗や尿、唾液や涙、呼吸を通して体外に排出されます。そのめぐりが乱れて水の過不足が生じると、むくみや乾燥となってあらわれます。